オーストラリアアデレードで留学生活

オーストラリアアデレードの大学へ留学しています。アデレードの街について、大学生活についてなどを書いています

アデレードの空港で

アデレードの空港に着いたとき、思ったよりこじんまりした空港で、なんとなく都心とは違う雰囲気を感じました。

 

やはりパースやほかの都市よりはのんびりした雰囲気かなと思います。

 

ところが空港で驚いたのはセキュリティーがやたら厳しいことです。

とにかく空港内で携帯電話を使うことが厳禁なんです。

 

イミグレーションを通るとき、携帯禁止という看板は出ていました。列に並んでいるとき若い男の子が携帯を触っていたら、即監視員の男の人が注意していました。

離れていて聞き取れませんでしたが、白人の男の子が何やら緊張して慌てて言い訳しながら携帯をしまっていたので、結構きつく注意されたようです。

 

でこの携帯禁止はイミグレーションだけだと思っていたのですが、その後イミグレーションを抜けスーツケース受け取りのターンテーブルに並んでいたときです。

 

私は外に知り合いがお迎えに来てくれることになっていたので、今ターンテーブルにいるという事をラインで送っていました。

 

で一つ目のスーツケースが出てきたとき、スーツケースが少し破損してチャックのところが曲がっていたためその写真を撮ってその外の知り合いに送ろうと思ったのです。

で写真を撮ったときいきなり!」となんかすごい悪いことをしたように言われてそのおばさんも「なぜ写真なんか取るんだ!」ときつい口調で言ってきたのです。

 

なのでまた「いやカバンが壊れていたのでその写真を撮って知り合いに送ろうかと…」と説明していたら、「そのカバンを見せなさい!」って言われ、カバンを見せたら「あなたはカバンが壊れていたからその写真を撮ったのね!」と念おされ「はい」と答えて許してもらえました。

スパイ行為かなんかしたような尋問調でかなりビビりました。

 

アデレードの空港内(オーストラリアの他の空港もすべてこうなのかはわかりませんが)では絶対出口を出るまで携帯電話は触らない方がよさそうです。

 

そして一つスーツケースを受け取って外に出るときに先ほどのおばさんが立っていて、そのおばさんがみんなの顔を見分けたり、質問をしたりして出るゲートを決めます。

この出るゲートはそのままスルーで出られる1番とカバンを機械に入れてスキャンする2番、そしてカバンの中身を開けて中を調べられる3番に分かれています。

 

カバンの中身を調べるかどうかはこのおばさんの判断で決まります。

 

オーストラリアは持ち込み荷物が結構厳しくてインスタントラーメンでも肉が入っていたらダメとかいわれて没収されることがあります。またクッキーなどもきちんとパッキングされているものはいいけれど、手作り風にコンテイナーに入っているようなものは没収れます。

私も中にいろいろ食べ物を入れていたので、見られたら没収されるかもなと覚悟を決めて持って行っていたので、おばさんのところへ行ったら先ほどの件もあってドキドキでした。

そうさっき私の写真のことで問い詰めてきたおばさんも同じ人です。

このおばさん空港内でかなりの権限を持っているようです。

 

でも私の顔を見て何も質問することなく、「はい、そのまままっすぐ1番から出なさい」と笑顔で言ってくれました。

心からホッとしてアデレードの空港から出ることができました。

なかなか独特の空港です。みなさんも携帯電話にはくれぐれも気を付けて下さいね。

 

そして出国の際も注意が必要。

それは出国ゲートを入って荷物検査のX線を抜け、出国検査を受けます。

ここまではどこの空港も同じですが、アデレードでは中に入ってから国際線用にもうひとつ荷物検査がありました。

 

これが結構並んでいて、うっかり買い物などしていてゲートに行くのが遅れるとこの荷物検査で待たされて時間に間に合わなくなる恐れがあります。

 

私が並んでいるときも時間ぎりぎりになってしまった人が係りの人に搭乗時間が迫っているので先に行かせて欲しいと交渉していましたが、係りのおばさんに「遅く来たあなたが悪いのでしょう。みんな並んでいるんだからちゃんと並んで下さい」とあっさり断られていました。

彼らがちゃんと飛行機に間に合ったのかどうかはわかりませんが、アデレードの空港ではおばさん係官がかなりパワフルで強烈です。

 

みなさんも気をつけて下さいね。